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外來勤務看護婦に關する意見
菅野 正雄
1
1京都赤十字病院
pp.23-24
発行日 1952年11月1日
Published Date 1952/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200554
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近頃病院の社會性と謂う事に就いて一般の認識が深められ,良い病院は社會を良くする事に役立つと云う意味から病院の在り方に就いて種々研究されて來て居る。この病院改善の「テーマ」としては管理者の再教育を始め,高等看護學院制の創設,完全給食,完全看護の問題から,中央材料室臨床検査室,又公的醫療機關としての問題等數多く採り擧げられ,何れも相當な研究や對策が講ぜられて居る。之等の問題は非常に多方面に亙つて居るけれ共,其中に一貫して居る事柄がある。
それはどう云う風に病院を運營すれば患者の爲になるかと云う事である。夫れには先ず醫師は專ら適正であつて,最も進歩せる科學的醫療と療養の指導を行う。看護婦は之れを助けて完全な看護と療養上の指導を與える。そして管理者は之等を實行可能な樣に運營すると云う事になると思う。
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