連載 診療情報管理の最前線・3
北里大学病院・東病院での診療情報管理
荒井 康夫
1,2,3,4
1日本診療情報管理士会
2日本診療情報管理学会
3北里大学病院 医療情報管理室 診療情報管理課
4北里大学東病院 医療情報管理部 診療情報管理課
pp.63-66
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102439
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学校法人北里研究所は,旧社団法人北里研究所と旧学校法人北里学園が2008年に統合し設置された法人である.北里研究所は1914年に北里柴三郎博士が創設し,1962年の創立50周年事業として学校法人北里学園が創立され,北里大学が設立されている.同法人には北里大学病院,北里大学東病院,北里研究所病院,北里研究所メディカルセンター病院の4病院があり,首都圏に合わせて2200床超の病床を有する.
4病院は急性期入院医療を対象とした診療報酬の包括評価制度(以下,DPC/PDPS)の対象病院であるが,北里大学病院は制度施行年である2003年に指定を受け,他の3病院は2007年から2年間の準備病院を経て,2009年にそれぞれ指定を受けている.また,2012年には4病院の病院情報システムを同一ベンダーの電子カルテ・システムにリプレースし,現在,4病院間で電子カルテの相互参照や経営分析システムの統合化などの構築が進められている.本稿では,筆者が兼務する北里大学病院(以下,本病院)および北里大学東病院(以下,東病院)の診療情報管理について報告する.
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