連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第163回
前田病院
長島 一道
1,2
,
谷口 麻里子
3
1筑波技術大学
2ハル建築研究所
3タニグチアトリエ
pp.750-756
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101269
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分散していた機能を集約化
佐賀県西部,伊万里焼・有田焼の積出港であった伊万里湾を囲むように伊万里市は広がる.この地で1916年開業の前田病院は,それまで分散していた市街地にある本院(77床)とそこから約1.5km離れている分院(52床)を統合する計画を2004年に立て,分院隣の敷地に地域医療を担う新病院として2007年にリニューアルした.併せて,旧分院を改修した管理棟と既存腎センター(透析病床58床,6時間透析実施)と新病院とを渡り廊下でつなぎ,すべての病院機能を一体化した.
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