雑誌レビュー
BJOT(1987年版)まとめ
毛束 忠由
1
,
中田 真由美
1
,
金沢 都代子
1
,
福田 陽子
1
,
長崎 重信
1
,
大滝 恭子
1
1東京都立医療技術短期大学
pp.685-689
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104123
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Ⅰ.初めに
BJOT(British Journal of Occupational Therapy)については,よく基礎的というよりはむしろ臨床的と評価されているようではあるが,経験主義を生んだ文化的背景を考えるとそれも自然の成行きであり,前年度版にも随所にその傾向がうかがえる.11号の‘A Liverpool Tale’などは,その最たるものであろう.イギリスに直接ふれたことの無い筆者らには正確には読み取ることはできないけれども,問題を立てるときの視点が,きわめて具体的(経験的)であるとは言えそうである.
なお,前年度版は,BJOT発刊50年の節目に当たり,10号には,各分野ごとの50年間のまとめが特集されている.
特集の分野に習いながら,1987年版BJOTの論文数をみると,以下である.
教育関係 1編
身障関係 8編
老人関係 2編
精神科関係 9編
小児関係 5編
技術関係 1編
地域関係 2編
研究 3編
専門職として 8編
以下,おのおのの論文に目を通してみたい.論文タイトルの末尾は( )内が月号数,:以下がページである.
なお,本誌にすでに抄録として載っているものについてはコメントを省略し,論文タイトルと巻(号):ページのみを( )内に示した.
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