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〈理学療法部門〉物理療法/〈作業療法部門〉老人と作業療法
松沢 正
1
,
松下 起士
2
1筑波大学付属盲学校
2悲田院老人ホーム
pp.358-359
発行日 1978年5月15日
Published Date 1978/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101687
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物理療法は理学療法の中で運動療法を除いた残りのすべての治療手段を差して呼んでいる用語であるが,リハビリテーション医学が発展した現在では,理学療法の主体が運動療法になっており,物理療法はその補助的手段として取り扱われている.しかし,物理的エネルギーが病気の治療に用いられたのはすでに数千年もの昔であり,古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは自然療法をモットーとして物理療法を盛んに用いていた.
物理療法が科学的に研究され始めたのは18~19世紀であるが,その治療は経験的要素が多く含まれていた.近年ようやく科学的に基礎をおいた書物が出るようになったので,その幾つかを紹介してみよう.
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