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編集後記
鈴木 明子
pp.306
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100829
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編集会議の席につくと「役に立って,理解し易く,視野を広めながら深めていけて,その上お互いに治療していることの情報交換ができるように……」と心掛けている.やがて依頼した著者から原稿が届くと途端に心変りがするのである.「未だ外国の理論や技術の輸入期なのかなア,それとも消化期なのか,もしかしたら独創期か」と.
特集の切断についての感想は中村氏他による義足の評価で新しいより良いものを追おうとする研究の熱意を感じとった.関さん他の両上肢切断の患者さんへの作業療法の内容は障害部位や箇所の重度で複雑なのに驚いたし,OTの取組み方の真剣さと部品の耐久度を正確に把えて国産品と輪入品の比較をしているのも感心させられた.
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