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編集後記
pp.468
発行日 1973年6月15日
Published Date 1973/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100655
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今月は読みごたえのある内容のものが多く読者諸兄姉にきっと御満足戴ける事と思う.リハビリテーション医療がチームワークによる働きかけをキーポイントとするならばすべての職種のレベルが平行して進む事が必要欠くべからざる条件となる.前田修氏の“リハビリテーション行政に期待する”には我国の医学部でリハビリテーションの教育が行われていない事が再度指摘された.義肢装具製作者の資格も問題であるし,養成校の開設と国家試験制度で規準をもうける事が急務である.PT・OTにしても量と質のバランスが未解決であり我々が色々な問題をかかえている間にもサービスを必要としている患者の数は増える一方である.確に行政の体系化は国のレベルで真剣に考えられねばならぬ時代が来ている.
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