特集 耳鼻咽喉科領域における症候群
Hutchinson症候群
pp.1299
発行日 1967年12月20日
Published Date 1967/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203871
- 有料閲覧
- 文献概要
遅発梅毒が学童期になって第3期症状を呈するもので,1.角膜実質炎,2.ハッチンソン歯牙(両側上歯中央切歯の半月状彎入),3.内耳聾を三主徴候とする(Hutchinsons Trias)。
本症は成人梅毒の第2,第3期に相当する変化で,径胎盤的に移入されたTreponema pallidumが胎児または乳児の抵抗力の少ない組織に侵入して起こる。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.