抄録
質疑応答
猪瀨 正
1
,
豊倉 康夫
2
,
竹内 一夫
3
,
新 城之介
4
1横浜大学
2東京大学沖中内科
3東京大学脳神経外科
4東京大学美甘内科
pp.211-213
発行日 1956年4月15日
Published Date 1956/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431901519
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(問) 肝臓疾患の場合に精神障害を来すことがありますか。あるとすればどのような特徴を持つていますか。
(答) 昔からFolie hépatiqueという言葉がありますように,重症の肝疾患に際たて,精神障害が現れることは知られておりました。従来注目されて来たのは黄疸のときの刺激性心気的,興奮性の気分変調と倦怠感,それに重篤な肝障害の際の所謂肝性昏睡であります。
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