特集 Q&Aで深める「むくみ診断」—正攻法も!一発診断も!外来も!病棟も!
扉
柴﨑 俊一
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1ひたちなか総合病院 救急総合内科
pp.1348-1349
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203443
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本特集のミッションは、「浮腫診療の奥深さ・面白さを読者に届けること」です。浮腫は、「外来」でも「病棟」でも比較的頻度の高い症候=コモンである一方で、必ずしも喫緊の問題にはならないため、時に流してしまいがちです。症候学の本を開くと、浮腫の鑑別が多岐にわたることも、苦手意識を生み出す遠因になっているでしょう。
しかし、浮腫診療には「診断学」の大事なエッセンスが凝縮されています。解剖の知識が必要な局所疾患から、生理学の知識が必要な全身疾患まで。身体所見で一発診断から、検査所見を丁寧に分析することで見つかる疾患まで。“診断学の王道”を行く症候といっても過言ではありません。
そこで本特集では、気軽に読めるQ&A形式で「むくみ診断」の要所を押さえました。「利尿薬を入れて終わり…」ではなく、コモンディジーズをしっかり診るための一助にしていただけましたら嬉しく思います。
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