特集 コミュニケーションを処方する—ユマニチュードもオープンダイアローグも入ってます!
扉
本田 美和子
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1国立病院機構 東京医療センター 総合内科
pp.566-567
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200899
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医学が日々進歩を遂げる一方、その進歩した医療を実践に移す時、患者・家族との「コミュニケーション」がその選択・治療・転帰に大きな影響をもたらすこと、時に双方が望まない帰結にすらなりかねないことを、多くの臨床家が経験している。
また、超高齢社会を迎えた今、医師としての知識と技能、そして治療を患者に受け取ってもらうためには、従前のやり方ではうまくいかないという事実に、日本の臨床現場は直面している。
良いコミュニケーションは、診療をスムーズにするし、患者-医師関係を円滑にする。
それだけではない。効果的なコミュニケーション介入は、時に治療的に機能する。
そのためには、どのようなコミュニケーションを患者、そして自らに“処方”すればよいのだろうか?
医師が職務を遂行するにあたって、本当にとるべきコミュニケーションとは?
経験豊富な第一線の臨床家・専門家らが論じた。
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