技術講座 ERCP関連手技のコツ―私はこうしている―
第4回 ガイドワイヤーの使い方
伊佐山 浩通
1
1東京大学医学部消化器内科
pp.507-512
発行日 2006年7月15日
Published Date 2006/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100190
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はじめに
胆膵疾患に対するInterventionは内視鏡的,経皮的にも日々進化し続けている.特に内視鏡的手技,ERCPを中心とした手技の進歩は目覚しいものがある.これらの手技の発達により,正確な診断,患者さんのQOLに貢献する治療もまた進歩してきている.これらの手技を支えるのが,ガイドワイヤーである.外科医がお腹を開けて直視下に手術する代わりに,内視鏡画面や放射線の透視画面を見ながら細い孔から体内へ入って処置をするのであるから,当然高い能力が要求される.それはガイドワイヤーの品質と選択,術者の技量のすべてである.本稿ではガイドワイヤーの選択から使用のコツまで述べたいと思う.
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