JIM Report
研修医・医学生向けの"在宅医療セミナー"開催のお知らせ
今村 貴樹
1
,
松岡 角英
1
,
金井 弘平
1
1千葉健生病院内科
pp.266-267
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903494
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平成14年度より臨床研修が必修化されるが,初期研修あるいは医学生教育の中に在宅医療の分野がどのような形で組み入れられるか未だ不確定である.しかし,現実には介護保険はスタートし,一般市民には在宅医療への関心が高まっているのにかかわらず,地域や疾病によっては往診する医師を確保するのが困難である例も決して少なくない.そうした一方で,在宅医療に興味・関心のある医学生や若手医師が増えていることは大変喜ばしいことであるが,その多くは大学病院や大規模病院に所属しており,なかなか在宅医療の現場に触れるチャンスがないことは大変残念なことである.
こうした情況の中,現在当院で初期研修を行っている研修医が,「初期研修にふさわしい在宅医療研修とは何か」というタイトルで,第7回在宅ケアを支える診療所全国ネットワーク東京集会において自らの体験を踏まえながら発表したところ,大変好評であった(2001年10月8日).また,それに続いて,第16回家庭医療学研究会において,初期研修中に在宅医療研修を行う必要性について「地域中小病院混合病棟における初期研修の優位性」というタイトルで発表したところ,参加者から熱心な質問が多数寄せられ,関心の高いことがうかがわれた(2001年11月11日).
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