特集 知ってますか? ED診療の最前線
〈EDの治療〉
PGE1陰茎海綿体注射の位置づけ―これまでとこれから
大平 伸
1
,
原 綾英
2
,
永井 敦
3
1川崎医科大学附属病院 泌尿器科
2川崎医科大学 総合医療センター 泌尿器科
3川崎医科大学附属病院
キーワード:
勃起障害
,
ED
,
プロスタグランジンE1
,
PGE1
,
陰茎海綿体自己注射
Keyword:
勃起障害
,
ED
,
プロスタグランジンE1
,
PGE1
,
陰茎海綿体自己注射
pp.1058-1063
発行日 2024年12月20日
Published Date 2024/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208276
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▶ポイント
・ED診療ガイドラインにおいてEDに対する第二選択治療としてプロスタグランジンE1(PGE1)陰茎海面体注射が記載されており,日本性機能学会主導の多施設共同研究においてPGE1陰茎海綿体自己注射の長期的な有効性と安全性が示されている.
・日本におけるPGE1陰茎海綿体注射の位置づけとして,現時点では診断の目的に限った使用が保険適応を有しており,治療目的での承認は得られていないのが実状である.
・PGE1陰茎海綿体注射は,EDに悩むカップルのおおいなる福音となることに加え,日本における社会問題の1つである少子高齢化対策に一定の役割を担う可能性が期待できる.
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