特集 徹底解説! 過活動膀胱(OAB)の診療ストラテジー
〈難治性過活動膀胱に対する治療〉
難治性過活動膀胱に対するボツリヌス療法
舟橋 康人
1
1みちかぜクリニック
キーワード:
難治性過活動膀胱
,
rOAB
,
ボツリヌス療法
,
新規治療
Keyword:
難治性過活動膀胱
,
rOAB
,
ボツリヌス療法
,
新規治療
pp.188-193
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207749
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▶ポイント
・薬物療法不応性の難治性過活動膀胱(rOAB)に対しても,ボツリヌス療法により切迫性尿失禁が約2割で消失し,約6割で半減する.
・効果持続期間は症例によりさまざまであり予測は難しいが,平均4〜9か月ほどである.
・副作用として排尿障害が懸念されるが,尿閉により間欠導尿を要する症例は約1〜6%ほどである.また導尿を要したとしても,切迫性尿失禁のある状態よりQOLは高い印象がある.
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