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特集 泌尿器科検査のここがポイント
A 問診
ED患者への問診
Q3 EDを訴える患者の問診のポイントを教えてください。
Medical interview in ED treatment
川西 泰夫
1
,
泉 和良
1
Yasuo Kawanishi
1
,
Kazuyoshi Izumi
1
1高松赤十字病院泌尿器科
キーワード:
ED
,
PDE5阻害剤
,
動脈性勃起障害
Keyword:
ED
,
PDE5阻害剤
,
動脈性勃起障害
pp.23-26
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101929
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要旨 EDに関連する疾患は多岐にわたるうえ,性機能を話題とすることに対する羞恥心に配慮するためにも,自己記入式問診票は有用である。心因性EDの治療は精神科医にゆだねるべきであり,器質性因子について明らかにしておくことが泌尿器科医の役割であるだろう。PDE5阻害剤による治療の適応となる患者に対しては,性に関する問診よりも既往症や身体状況を問診することのほうが重要である。若い患者や未完成婚の患者など,根治的な治療をめざすべき患者に対しては病因の診断につながる問診を行うことが重要である。患者のプライバシーや診療時間を考えると,問診票でスクリーニングし,治療法を念頭に置いて問診内容を掘り下げるという方法が推奨される。
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