Japanese
English
原著
Eosinophilic Panniculitisの1例
A Case of Eosinophilic Panniculitis
三原 一郎
1
,
新村 眞人
1
Ichiro MIHARA
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科教室
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
pp.781-785
発行日 1986年9月1日
Published Date 1986/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203516
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20歳,男.臨床的に両下腿の紅褐色硬結性局面,組織学的に血管炎を伴うeosino—philic lobular panniculitis,血液学的に末血好酸球増多,IgE高値という特徴的所見を呈した1例を報告した.自験例に採用したeosinophilic panniculitisという名称は稠密な好酸球浸潤を示す脂肪織炎という組織学的所見の表現名であり,本邦では6例の報告があるが,未だ確立した疾患概念ではない.これら症例が,同じ範疇の疾患なのか,また一つの疾患概念となり得るのか,今後症例を積み上げて検討していくことが必要と考えた.
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