Japanese
English
症候群事典 S
Sluder neuralgia syndrome
Sluder neuralgia syndrome
平川 勝洋
1
,
小川 知幸
1
1広島大学医学部耳鼻咽喉科
pp.258
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100474
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定義・概念
Sluder1)により報告された片側の顔面痛で,症状の発現が翼口蓋神経節に関連があるとされ,sphenopalatine ganglion neuralgiaともいう。疼痛は一側性に鼻根部から同側の眼窩,顔面の下半分に広がり,時に乳突部,後頭部,頸部,肩,胸部,腕に放散する2)。発作の持続時間は数分~数日間で3),患側の自律神経症状(鼻閉,水様鼻汁,流涙など),知覚異常(軟口蓋,咽頭,鼻の知覚低下,顔面の知覚過敏など),また運動異常(患側軟口蓋の挙上など)を伴うことがある2)。現在では,症状の類似性から群発頭痛との関連性が指摘されている。
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