--------------------
べらどんな 掲載拒否
GEN
pp.1733
発行日 2011年11月15日
Published Date 2011/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103992
- 販売していません
- 文献概要
新しい学説は,それが正しくてもただちに受け入れられるとは限らない。その古典的な例がコペルニクスの天動説である。
コペルニクスはポーランドの牧師であり,数学者でもあった。彼の著書『天体の回転について』は1543年に刊行されたが,1530年頃にはその理論がほぼ完成していたらしい。寿命の終わりが見えてから,出版することを決めたらしい。ちなみにこの1543年は,ベサリウスの「人体解剖学」が出版され,種子島にポルトガル人が来たという,歴史では重要な年である。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.