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べらどんな 韋編三絶
GEN
pp.349
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103578
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- 文献概要
本を読むとき,「眼光紙背に徹す」という表現がある。「ページの裏までしっかり読む」という意味だが,昔の人はそれこそ暗記するくらい繰り返して読んだらしい。
本を筆写する方法もある。高校3年のとき,国語の先生が齋藤茂吉のファンであった。茂吉の最初の歌集『赤光』(シャッコウと発音)は大正2年に出版され,大評判になった。赤い表紙だったことも有名だった。ただし純粋な赤ではなく,橙色に近い渋い赤である。
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