連載 Estrogen Series・51
HRTと乳癌・3
HRTと乳癌発生リスク
矢沢 珪二郎
1
1ハワイ大学
pp.280-281
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904571
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今回は,前々回(本シリーズ#49),前回(#50),に引き続いて,ホルモン補充療法(hormonereplacement therapy:HRT)と乳癌の発生リスクについての報告をご紹介したい.今回のものは,HRTの中でエストロゲン(E)単剤の場合とエストロゲン+プロゲスチン(E+P)との組み合わせの場合での,乳癌発生リスクの差異を明らかにしようとした.また同じE+Pでも,それを持続的に使用した場合(continuous combined replace—ment therapy:(CCRT)とセクエンシャルにE+Pを行った場合(sequential estrogen plus prog—esterone therapy:SEPRT)とを区別し,その差異を明らかにしようとした.
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