今月の臨床 妊娠初期の経過異常とその対処―流産・異所性妊娠・絨毛性疾患の診断と治療
異所性妊娠
異所性妊娠の超音波診断
谷垣 伸治
1
,
柳下 玲子
2
,
金村 彰香
1
,
木内 健士朗
1
,
浅野 史男
1
,
石川 美佳
1
,
佐藤 泰紀
1
,
北村 亜也
1
,
小林 千絵
1
,
小林 陽一
1
1杏林大学産科婦人科
2日野市立病院産婦人科
pp.227-232
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210594
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●子宮体部内腔に胎囊を認めない例は,異所性妊娠を疑い,まず妊娠週数を再確認する.
●異所性妊娠を疑う例は,全身状態が許される限り,ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)値の変化率の算出と超音波検査の再検を密に行う.
●子宮内の異所性妊娠は,安易な対処を控える一方,早期診断が求められる.超音波カラードプラ法やパワードプラ法,造影MRI検査を併用し,着床部位の同定と処置のタイミングを決定する.
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.