今月の臨床 胎児心拍数モニタリング パーフェクトマスター
知っておくべき基本的知識
non stress test(NST)による胎児well-beingの評価
藤森 敬也
1
,
小島 学
1
,
野村 真司
1
1福島県立医科大学医学部産婦人科学教室
pp.582-587
発行日 2016年7月10日
Published Date 2016/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208812
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●胎児心拍数モニタリングにおける一過性頻脈の存在は胎児アシドーシスを否定し,その信頼度は高い.
●胎児睡眠サイクルを考慮した場合,non reactive NSTと判断するためには80分以上継続するか,振動音響刺激などを行って判断する.
●NST施行時には,母体への硫酸マグネシウムやステロイド投与の有無,胎児発育遅延の有無などに注意し,それらを十分に考慮に入れて判断する.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.