臨床メモ
フォーリイ・カテーテル挿入による子宮強出血の治療
貝原 学
1
1東大分院産婦人科
pp.598
発行日 1984年7月10日
Published Date 1984/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207028
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流産後や非妊娠子宮からの大量出血に対する処置として,薬物療法や子宮内腔の掻爬術が行われるが,それによって止血させることができない場合には子宮剔出術を余儀なくされることが多い。
このような子宮出血に対する応急的な処置法として,Goldrath1)は子宮内にフォーリイ・カテーテルを挿入し,バルーンを拡張させて子宮内腔のタンポナーデを行う方法が有効であると報告している。
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