Japanese
English
臨床
巨大頸部リンパ管腫を有する新生児の分娩および手術治験例
A case of delivery of a chied with gigantic lymphoma in the neck which was surgically successfully removed
大下 陸郎
1
,
小島 俊彦
Michio Oshita
1
1国立金沢病院産婦人科
pp.207-210
発行日 1966年3月10日
Published Date 1966/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203444
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はじめに
巨大な先天性のう腫リンパ管腫(Cystic Lym—phangioma,Hygroma)の経腟分娩は,きわめてまれで,われわれの渉猟した文献では,2例を見たのみである。これらの報告は,ともに難産後の児死亡例であるが,われわれの症例では,困難な産科処置によつて生児を経腟分娩せしめ,生後腫瘤の剔除手術を行ない,その後順調に生育している。稀有な症例と考えられるので,ここに報告する。
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