特集 避妊と不妊
避妊の理論と実際
手術による避妊(不妊手術)
後藤 直
1
1日本大學
pp.679-682
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200749
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避妊を目的とする手術即ち不妊手術は本來人口制限の目的に行うべきではなく妊娠によつて母體の生命健康を害する様な疾患のある時や惡質遺傳性疾患を防止する様な場合(優生保護法)に行うべきものである。然し結果としては同じく人口制限の目的にそうことになる。
抑も不妊手術の眼目は卵子と精子との接觸を妨げさえすればよいのである。從つて種々雑多の術式が老案されて一々枚擧に遑ない程であり,恐らく百に近い術式が數えられると思う。
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