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編集後記
大道 正英
pp.1234
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409200069
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2017年から新たな専門医制度が発足されます.今まで専門医育成に関しては各学会・各診療科に任されていましたが,専門医の質の担保や認定基準の標準化のために,日本専門医機構では診療科の垣根を無くした統一した専門医制度の作成を求めています.各基幹研修施設が中核となり研修施設群を形成し,到達目標が計画性をもって達成できるカリキュラムのもとで,専門医資格取得までの研修プログラムを構築する“研修プログラム制”が義務付けられました.日本専門医機構における産婦人科の指導施設および研修プログラムの認定・更新に関与する研修委員会の委員長としての私のミッションは,今年度中に基本となるべき産婦人科研修プログラムの整備指針を作成し,日本専門医機構の承認を得ることです.具体的には,指導体制の管理,研修評価の方法,研修プログラムの管理・評価・継続的改良などの構築を,産婦人科の実態を踏まえながら作成する必要があります.例えば,基幹研修施設群は日本専門医機構へ研修プログラムの提出が義務化され,基幹研修施設群の専攻医の数は前年度の実績から決定されるわけであります.より現場の状況に則した正しい方向に向く様に,努力するつもりです.
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