オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
IV 妊婦
婦人科疾患合併妊娠
牧野 康男
1
,
松田 義雄
2
1東京女子医科大学産婦人科学教室
2東京女子医科大学母子総合医療センター
pp.158-160
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409103038
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◆子宮筋腫 : 約20%の症例で妊娠中に増大する.妊娠予後は比較的良好であり,直径6 cm以下の子宮筋腫では経過観察とする.
◆子宮頸がん : 上皮内癌ならびに微小浸潤癌の妊娠では経腟分娩,微小浸潤癌の場合は円錐切除術が必要である.
◆卵巣囊腫 : 直径6 cm以下の場合は経過観察とする.分娩方法は原則として経腟分娩である.
◆卵巣悪性腫瘍 : 流早産,分娩停止や茎捻転が起こりやすい.治療方法は基本的に非妊娠時と同様である.
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