連載 産婦人科MRI 何を考えるか?・2
T1強調像で淡い高信号を呈する付属器腫瘤
山岡 利成
1
1京都桂病院放射線科
pp.983-985
発行日 2007年8月10日
Published Date 2007/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101540
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
婦人科健診にて右付属器に腫瘤を触知したため,精査目的で紹介された60歳の女性である.腫瘤全体はT1強調像で低信号,T2強調像で高信号を呈しており,非特異的な信号パターンである.内部にはT1強調像で淡い高信号を呈する粒状影が認められる.T1強調像で高信号を呈するものの鑑別は限られており,診断を絞り込む重要な手がかりとなる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.