カラーシリーズ
四肢の軟部腫瘍 14—神経性腫瘍・1
金子 仁
1,2
1日本医科大学
2老人病研究所基礎部
pp.616-619
発行日 1973年8月25日
Published Date 1973/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904866
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
末梢神経から発生する腫瘍は神経鞘腫(Schwannoma,neurilemmoma,neurinoma)と神経線維腫(neurofibroma)がもっとも多い.ともにシュワン細胞から発生するが,神経鞘腫は核の柵状配列が著明にみられ,神経線維腫は柵状配列が認められず細胞間に膠原線維が多い.マイスネル小体様構造を示すこともある.
詳細に検査すると神経線維腫でも柵状配列がみられる場合もある.
Copyright © 1973, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.