海外だより
フランス整形外科の現況(3)
弓削 大四郎
1
1山口県立中央病院整形外科
pp.349-353
発行日 1967年3月25日
Published Date 1967/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904215
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6.第40回フランス整形災害外科学会
1965年11月4,5,6,6日Jeau Judetの会長の下で,ParisのSaint-Dominique通りのMaison de la Chimieで行なわれた.何分,専門医になるのが難しいことと,日本みたいに入会金を払えば,すぐに学会員になれる訳ではなく,推薦制度であるため,現会員数はフランス人は430名位,外人が270名位である,(1963年は,フランス人383名,外人276名)そのため日本の学会に比べて,静かで,会場も小さく,スライド係も1人の技師がゆつくり写して行くように,万事がゆつたりとしていた.講演10分,討論5分で,演題は臨床的なものに限られているので,我が国の整形外科学会より随分分り易く面白く思つた次第である.基礎的実験研究の学会は,2年に一回別に行はれている.
第1日目(1965年11月3日)
1)P. Bertrand(Paris),H.M. Benard,A. chassage,P. Havret(pont-l'abbé) "Notre expérience des résections augulations á la lumiere de 396 cas."(396例よりみた大腿骨頭頸部切除兼骨切り術の経験)
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