Japanese
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臨床経験
変形性膝関節症に対する距骨下関節固定付き足底板に使用する外側楔状ウレタンの最も効果的な傾斜について
Most Efficacious Tilt of the Lateral Wedge Urethane of the Insole with Subtalar Strapping for Osteoarthritis of the Knee
戸田 佳孝
1
,
加藤 章子
1
,
月村 規子
1
,
増田 研一
2
Yoshitaka Toda
1
1貴晶会戸田整形外科リウマチ科クリニック
2関西鍼灸短期大学整形外科
1Toda Orthopedic Rheumatology Clinic
キーワード:
orthotic devices
,
整形装具
,
osteoarthritis
,
変形性関節症
,
knee
,
膝
Keyword:
orthotic devices
,
整形装具
,
osteoarthritis
,
変形性関節症
,
knee
,
膝
pp.1471-1476
発行日 2002年12月25日
Published Date 2002/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408903707
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抄録:変形性膝関節症(膝OA)に対する距骨下関節固定付き足底板(新型足底板)は従来の靴の中敷き型足底板と異なり大腿𦙾骨角を外反矯正するとわれわれは過去に報告した.今回は新型足底板に使用する外側楔状ウレタンの最も効果的な高さについて検討した.51例の膝OA患者に8mm(15例),10mm(18例),12mm(18例)の高低差がある外側楔状ウレタンを用いた新型足底板を装着させ,2週間装着前後におけるLequesne重症度指数の改善率を比較した.その結果,12mm群では8mm群に比し有意に優れた症状改善率を示した.従来の足底板では外側楔状ゴムなどが用いられ,10mmが楔状の高さの限度という報告がある.新型足底板ではベルトで外側楔状を固定するためゴムを用いた場合は足底部痛が生じやすく,ウレタンを用いている.そのような材質や固定の仕方の違いによって従来型足底板と新型足底板では至適な楔状の高さが異なると結論した.
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