視座
2000年を迎えて
山本 晴康
1
1愛媛大学医学部整形外科学教室
pp.239-240
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902931
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90年代が終わり,いよいよ21世紀を迎えようとしている.過ぎ行く20世紀については,年末・年始のマスコミ報道や整形外科関係の雑誌のコラムなどで何度もコメントされ,今更という気がするが,私の視点から20世紀と来る21世紀について述べさせていただく.
20世紀,とりわけ第2次世界大戦以降は整形外科学は大変発展し,患者さんに大いなる福音をもたらした.これには細胞学,生化学の発展による抗生物質の発見や物理学の革新による人工関節,関節鏡,顕微鏡,そしてCTやMRIの開発と良好な医療経済環境が関係しているものと考えられる.
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