Japanese
English
臨床経験
Ivory epiphysisの1例
Ivory Epiphysis of the Hand. A Case Report
和栗 祐子
1
,
植家 毅
1
,
高井 康男
1
,
宇佐美 平雄
1
,
石川 敦
1
,
杉浦 保夫
2
Yuko Waguri
1
1名古屋市立城西病院整形外科
2西尾市民病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Nagoya City Josai General Hospital
キーワード:
Ivory epiphysis
,
normal variant
,
distal phalanx
Keyword:
Ivory epiphysis
,
normal variant
,
distal phalanx
pp.647-650
発行日 1990年5月25日
Published Date 1990/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900112
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
抄録:Ivory epiphysisとは,正常な形態であるが均一な濃度をもったhigh density epiphysisで,X線上骨梁構造の認められないものをいい,通常,第2-5指の末節骨および第5指中節骨にみられる骨変化である.この変化はnormal variantといわれているが,tricho-rhino-phalangeal syndromeなどの先天性骨系統疾患にも高頻度に認められるという報告もある.
今回我々は,典型的なivory epiphysisの1症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
本症例のivory epiphysisは,経過とともにdensityの低下がみられ,1年後にはほぼ正常の骨梁構造を呈する骨端核となった.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.