整形外科を育てた人達 第78回
松岡道治教授(1871-1953)
天児 民和
1
1九州大学
pp.70-73
発行日 1990年1月25日
Published Date 1990/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900012
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日本の整形外科学は明治39年(1906)に東京,京都の両帝国大学に講座が開設され,明治42年には九州帝国大学にも新設された.東京大学は田代義徳先生が教授になられ,京都大学は松岡道治先生が教授になられ,少しおくれて九州大学は住田正雄先生が明治45年に教授になられた.松岡,住田の両教授は教授在任中に辞職され,田代教授は有名になられたが松岡,住田のお二人はあまり有名にならなかった.しかし松岡教授の業績は現在の整形外科学界にお伝えしたいので今回は松岡教授の伝記を書くことに決めた.
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