増大号特集 絶対! 整形外科外傷学
1章 整形医局(自習室)
—手術に必要なサージカルアプローチエッセンス—肩関節
最上 敦彦
1
,
永井 洋輔
2
,
松本 匡洋
3
Atsuhiko MOGAMI
1
,
Yosuke NAGAI
2
,
Masahiro MATSUMOTO
3
1順天堂大学医学部附属静岡病院整形外科
2大坂市立総合医療センター整形外科
3横浜市立大学附属市民総合医療センター高度救命救急センター
1Department of Orthopaedic Surgery, Juntendo University Shizuoka Hospital
2Department of Orthopaedic Surgery, Osaka City General Hospital
3Advanced Critical Care and Emergency Center, Yokohama City University Medical Center
pp.475-486
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202961
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Point!
●上腕骨骨幹部骨折の髄内釘固定において,腱板を切開せずに腱板疎部(rotator interval:RI)から順行性に髄内釘を挿入する「RIアプローチ」は肩関節機能障害を来しにくい.
●上腕骨骨幹部骨折における橈骨神経確認に「上腕前外側アプローチ」は有用である.
●近年増加傾向にある肩甲骨骨折の手術加療において,これまでの「Judetアプローチ」に比べて「Brodskyアプローチ」は低侵襲・高汎用性のアプローチといえる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年5月末まで)。
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