増大号特集 整形外科 外来・当直 エマージェンシーマニュアル
外傷編
前腕—手の外傷
腱損傷/[COLUMN]腱の状態は必ず直視し,推測で診断してはならない
川瀨 大央
1
,
鈴木 宣瑛
1
Hiroo KAWASE
1
,
Nobuaki SUZUKI
1
1長岡赤十字病院整形外科
pp.513-516
発行日 2021年5月25日
Published Date 2021/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202001
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腱損傷を疑う事前情報
腱損傷には3つの型がある.ナイフなどの鋭利なもの,または電気鋸などの非鋭利なものにより皮膚・皮下組織とともに損傷される「断裂」,変性などで弱化した腱が軽微な外力で断裂する「皮下断裂」,急激・強力な張力により腱が骨付着部で損傷する「裂離」である.本稿では主に断裂について述べる.
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