特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅸ.乳幼児の外来外科疾患
127.慢性便秘
鎌形 正一郎
1
Shoichiro KAMAGATA
1
1東京都立清瀬小児病院外科
pp.332-333
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903004
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疾患の概念
便秘という言葉の定義は難しいが,“排便の困難や遅延により,本人あるいは親が困る状態”と考えて良い.乳幼児を含め小児期に便秘を訴えて外来を受診する患児は多く,小児の0.3〜8%を占める.これらのほとんどは機能的な慢性便秘であるが,鎖肛やヒルシュスプルング病などの器質的疾患や二分脊椎などの神経学的な異常を見逃さないようにすることも重要である(表).
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