Japanese
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特集 消化管吻合法—私の方法とコツ
胆管空腸(十二指腸)吻合
Operative procedures on anastomosis of the bile duct and the jejunum or the duodenum
小倉 嘉文
1
,
松田 信介
1
,
水本 龍二
1
Yoshifumi OGURA
1
1三重大学医学部第1外科
pp.1115-1121
発行日 1990年9月20日
Published Date 1990/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900180
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胆管と空腸または十二指腸との吻合は肝胆膵領域の外科治療における基本手技の一つであり,適応の選択と手術手技の習熟が大切である.端側吻合では空腸または十二指腸に胆管径に一致した吻合口を作成し,4-0 Vicrylの吸収性縫合糸を用いて後壁,前壁の全層結節縫合を約2mm間隔に行い,前壁を中心に胆管外膜と漿膜・筋層とを吻合して補強する.また側々吻合では胆管切開口は十分広くとり,縫合は端側吻合と同様に行う.肝内胆管空腸吻合では胆管径が細く,かつ複数本との吻合が必要となるため,細心の注意が必要である.スプリントチューブは胆管十二指腸吻合では用いていないが,胆管空腸吻合では前区域胆管枝(B5,B8)や外側区域胆管枝(B2,B3)にはRTBDチューブを,後区域胆管枝(B6.B7)には経空腸的に挿入,留置しており,PTBDチューブが挿入されているときにはこれを利用している.
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