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集会
pp.496-497
発行日 1951年10月20日
Published Date 1951/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200914
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第50回北陸外科集談会 昭和25.11.26
1.腸間膜靜脈閉塞症の1例
熊埜御堂外科 木越晴夫,福田琉
58歳農婦,約3日前より惡心,軽度の上腹部疼痛,便秘を訴う.開腹するに廻腸末端より約40cm口側の小腸の1米強小腸に亘る腸間膜に血腫及び出血を認む,身には肉眼上変化を認めず,この部の小腸約50糎を血腫と共に切除,術後経過良好にて治癒退院す.本症は原因と思われるものなく,恐らくは変性疾患に由来せる腸間膜靜脈血栓に由り閉塞症を来せるものと思われる.
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