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集会
pp.615-617
発行日 1950年12月20日
Published Date 1950/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200745
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第44回北陸外科集談会昭和25.9.25
(於小松市)
1.皮膚脾脱疽の一例 態埜御堂外科 木 誠 晴 夫 昭和21年7月 富山縣下に発生せる左前捕皮膚脱疽の一例.患者,22歳農夫.左前搏屈側に多個の一銭銅貨大の脾脱疽潰瘍あり,リバノール濕布及びペニシリンに由り比較的良好なる経過を取り約1カ月にて治癒す.感染源は数日前,同村にて死亡せる牛脾脱疽にして患獸の感染源は不明,本症は極めて初期に之が診断を確定し得たため同地方に於ける脾蛻疽の感槊を最小限に止め得書た.
2.乳幼見急性腸重積症の三治驗例 久留外科 山 城 德 一 乳兒腸重積症の造影剤高圧注腸法による三治驗例を報告し,乳兒に於ける腸重積に対する非観血的療法の重要性,特に邉影剤使用の診断的,治療的價値,並に本症の治療成績の向上は一にその迅速な診断をまつ小兒科医の協力家庭主婦の常識の発逹が必要.
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