外科専門医予備試験 想定問題集・1【新連載】
消化管
加納 宣康
1
,
本多 通孝
2
,
伊藤 校輝
3
,
松本 純明
4
1亀田総合病院
2京都大学再生医科学研究所臓器再建応用分野
3東北大学医学部心臓血管外科
4がん・感染症センター都立駒込病院外科
pp.78-85
発行日 2011年1月20日
Published Date 2011/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103388
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はじめに
毎年8月に日本外科学会の外科専門医予備試験が実施されます.学会の公表によれば合格率8割程度で,難易度も決して高いとはいえませんが,国家試験との違いは,ベッドサイドで実際の症例を経験していれば比較的容易な問題が多くあるということです.経験不足の分野の問題が難しく感じるようであれば,まだ時間にゆとりがありますので,不足している症例の経験が積めるように指導医に相談してみてはいかがでしょうか.年に1回しかチャンスがありませんので,しっかり対策を立てて臨みましょう.
消化管領域では,食道に関する出題が多く感じられるかもしれません.受験者のレベルでは経験が少ない分野だと思いますが,題材が豊富で出題しやすいのかもしれません.少ない症例を逃さず,一歩踏み込んで勉強するよう心がけましょう.
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