外科専門医予備試験 想定問題・1【新連載】
消化器①(消化管)
加納 宣康
1
,
本多 通孝
2
,
青木 耕平
3
,
松田 諭
4
1亀田総合病院
2京都大学再生医科学研究所臓器再建応用分野
3埼玉医科大学総合医療センター呼吸器外科
4国立成育医療センター外科
pp.400-407
発行日 2010年3月20日
Published Date 2010/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103002
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連載開始にあたって
2009年8月に実施された外科専門医予備試験は計110題(2008年以前は100題)の出題があり,消化器48題,心臓血管18題,呼吸器11題,乳腺・内分泌11題,小児外科11題,救急・麻酔11題の内訳でした.今号より5回の連載で,予備試験の難易度に合わせた「想定問題」を分野別に解説していきます.まずは問題の難易度を知って感触をつかむためにも,気軽に挑戦してみて下さい.第6回では直前対策として,全分野の基本事項をもう一度総復習する予定です.
消化器48題は各臓器の解剖,癌の画像診断に関する基礎知識が問われます.また,外科学総論的な問題が数題含まれています.全般的に良問が多く,一部の専門施設で行っているような高度な手術術式に関する問題や最近確立された補助療法を問うような問題はないので,対策は教科書の復習が最優先となります.今回は消化器のなかから,消化管(食道,胃,小腸,大腸,肛門)を扱います.次回は肝胆膵,外科学総論から出題します.
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