Japanese
English
臨床報告・1
虫垂重積をきたした虫垂憩室炎に対して回盲部切除術を施行した1例
A case report of perforative appendicitis with an intussuscepted appendix
大川 将和
1
,
渡辺 透
1
,
藪野 太一
1
,
宮永 太門
1
,
山脇 優
1
,
佐藤 博文
1
Okawa Masakazu
1
1国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院外科
キーワード:
虫垂重積
,
虫垂穿孔
,
虫垂憩室
Keyword:
虫垂重積
,
虫垂穿孔
,
虫垂憩室
pp.639-642
発行日 2004年5月20日
Published Date 2004/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100634
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はじめに
急性虫垂炎は,日常診療において消化器外科領域の腹部救急疾患のなかで頻繁に遭遇する疾患の一つである.虫垂重積は虫垂炎の際にみられるまれな合併症であり,なかでも腫瘤や結石を伴わない特発性虫垂重積症はきわめてまれな疾患である1).今回,筆者らは回盲部重積を伴わず虫垂のみが盲腸内に重積し,穿孔をきたした急性虫垂炎の1例を経験したので報告する.
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