Japanese
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精神医学における日本の業績
満田久敏の業績
Psychiatric Contribution of Prof. Hisatoshi Mitsuda: Pioneer in the field of nosological Classification
堺 俊明
1
Toshiaki SAKAI
1
1大阪精神医学研究所
1Osaka Psychiatric Institute
pp.1217-1223
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902327
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満田久敏の業績と評価
満田久敏先生(以下,満田)の業績は,臨床遺伝学的研究に基づく“精神疾患の疾病学的分類”,すなわち,各種精神疾患の境界域を再分類することにある。したがって,非定型精神病はこれらの業績の一部である。満田は昭和42年(1967)に,研究成果をまとめて,「精神医学における臨床遺伝学―疾病学的分類の問題“Clinical Genetics in Psychiatry-Problems in Nosological Classification”」7)という英文のモノグラフを医学書院より刊行した。この業績により,満田は海外において“Kraepelinの再来”と評価されたという。
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