動き
精神医学関連学会の最近の活動―国内学会関連(26)(第1回)
高橋 清久
1
1日本学術会議
pp.589-608
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101898
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2011年3月11日に東日本大震災が起こり多くの方々がお亡くなりになり,いまだ避難所生活という方も数万人に上っています。こころからお悔やみ,お見舞いを申し上げます。この巻頭の文を書いている今でも,福島原発の行く道が見えない状態で不安感がぬぐえません。災害のために多くの学会が中止,延期のやむなきに至りました。それでもすべての学会がこの困難に立ち向かい,学術的側面から今後のわが国の復興へ貢献されることを願っています。
この学会活動報告も26回目となりました。1980年代の学園紛争は学術研究の足を止めましたが,次第に復興し,各領域で活動が活発化してきました。それを機に島園安雄 国立精神・神経医療研究センター名誉総長が当時学術会議会員であったこともあり,勃興しつつある学会活動をまとめて紹介することを思いたたれ,それが今日まで続いています。この26年間に学術活動はますます活発化し,紹介する学術団体の数も当時の49から現在の68に増加しています。そのために一昨年からは2号に分けての紹介をしています。
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