動き
精神医学関連学会の最近の活動―国内学会関連(20)
高橋 清久
1
1第19期日本学術会議
pp.779-806
発行日 2005年7月15日
Published Date 2005/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100851
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今年も精神医学に関連した学術団体の活動の様子をお知らせする時期になりました。私がこの欄を大熊国立精神・神経センター名誉総長から引継いでからはや4年が経ちました。その間にご紹介する団体の数も47から61へと大変増加しました。この発展振りは精神医学が学際的な学問であることや,社会の関心が「こころ」に向かっていることと無関係ではないと思います。
本欄は日本学術会議の精神医学研究連絡委員会の活動として当時の島薗会員が始められたものです。島薗先生は13,14,15期の3期9年を勤められ,その後大熊先生が16,17期の2期6年を勤められました。私は18期から会員となり現在2期目です。その日本学術会議が今,新しく生まれ変わろうとしています。2005年4月に日本学術会議法が改正され,所属が総務省から内閣府に格上げされました。すでに内閣府にある総合科学技術会議は短期的な科学技術の施策を,日本学術会議は長期的なわが国の科学技術施策を検討するという役割分担となります。今後はこの2つの科学学術機関が車の両輪として,わが国の科学技術施策を進めていくわけです。
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