動き
「第1回アルコール依存症リサーチアジア太平洋協会(Asia-Pacific Society for Alcohol and Addiction Research;APSAAR)総会」印象記
館農 勝
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1札幌医科大学医学部神経精神医学講座
pp.722
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101667
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2009年11月12~14日の3日間,韓国・ソウルにおいて,Ihn-Geun Choi会長のもと,第1回アルコール依存症リサーチアジア太平洋協会(Asia-Pacific Society for Alcohol and Addiction Research;APSAAR)総会が開催された。総会テーマ「Together, Asia-Pacific Addiction Researchers(アジア・太平洋地域の依存症研究者の連携)」の通り,精神科医のみならず,基礎研究者,看護師,ケースワーカーなど,10か国からおよそ200名の学会参加者があり,活発な意見交換が行われた。
APSAARは,2007年10月,京都において設立されたアルコールおよび薬物依存症に関する研究を目的とした国際学術団体である(http://japan.apsaar.org/)。誕生間もないAPSAARにとっては初の総会ということで,開会式では,Choi会長,APSAAR理事長である韓国のDongyul Oh教授,前・米国立アルコール症センター(NIAAA)所長Ting-Kai Li教授,そして,国際アルコール医学生物学会(ISBRA)理事長である齋藤利和教授の4名によるケーキ入刀が行われた。開会式では,APSAAR設立への功労が称えられ,齋藤利和教授(札幌医科大学)が表彰された。
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