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編集後記
八尾 建史
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1福岡大学筑紫病院内視鏡部
pp.729
発行日 2016年5月24日
Published Date 2016/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200635
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「消化管拡大内視鏡診断2016」がついに刊行された.本増刊号は,咽頭・食道・胃・大腸の消化管全体をほぼ網羅し,現時点での最新の知見をそれぞれの分野のエキスパートに執筆していただき,完成した.
本号の特徴は,第1に,拡大内視鏡による病変の診断に先立ち,まず,それぞれの臓器における拡大内視鏡正常像について執筆していただいたことである.既に多くの研究により,それぞれの臓器による正常像は明らかにされているが,同じ臓器でも,部位により正常像が異なっている.これらを系統的に述べた著作物はないと考える.そして,その正常像が解剖学的にどの構造に対応するのかを知ることが,まずは診断の基本である.
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