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編集後記
八尾 建史
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1福岡大学筑紫病院内視鏡部
pp.593
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203216
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「胃と腸」2023年4月増大号(58巻4号)をお届けする.本号は,「『胃と腸』式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく」というタイトルのとおり,問題集の構成となっている.本誌では2021年(56巻9号)に,「『胃と腸』式 読影問題集」と題し,読者には,まるで早期胃癌研究会で読影者として指名された気持ちになって各問題に取り組んでいただけるような特集を企画した.この企画は本誌刊行以来,初の試みであったが,幸いなことに好評を博した.本誌ならではの思考過程を重視した結果と考えられる.そこで,「考える画像診断」能力を鍛える問題集の続編として本号を企画した.
本号で取り上げる問題は「典型例の読影」を前提としているが,最終診断に至るまでの思考過程はエキスパートたちが日々実践している診断プロセスそのものであり,内容的にはかなり濃密である.そのため,初学者にとってもエキスパートにとっても読影・診断能力の向上に直結する内容になることが期待される.この点を踏まえて,エキスパートの先生方には良質な問題と解説を丁寧に作成していただくように依頼した.
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